Nothing is permanent.

事業売却、離婚を経て、小さな自分と向き合いながら旅に出てます。

ネパールホームステイ・私たちはそのままで愛おしくって素晴らしい。

ネパール・ムルパ二村での

 

ホームステイが終わって4日が過ぎた。

 

別れの日より、次の日、

 

次の日より3日後・・・

 

時間が経てば経つほどに

 

想いは濃くなり、

 

心がじわじわと暖かくなっていく。

 

 

いい時間だったなぁ・・・。

 

みんな元気かなぁ・・・・。

 

そんな風に思い出すと

 

愛おしい気持ちが

 

胸いっぱいに広がって

 

顔がゆるんでしまう。

 

 

 

 

 

ムルパニ村でのホームステイ生活は

 

特別なことはなにもしていない。

 

 

私の朝は アマのお祈りの鐘で目が覚める。

 

私が起きると一目散に駆けつけるのは

 

いつもプランジャル。

 

 

 

ブアと一緒にソファに腰掛けながら

 

熱いチャイをすする。

 

ブアが私を見る。深くて優しい目。

 

私たちは微笑みあってまたチャイをすする。

 

パゥラムがズボンが気に入らないと

 

ディディに抗議をしている声が聞こえる。

 

 

 

 

 

昼間は子供達が学校へ行っていて静かな時間。

 

ディディとのおしゃべりタイム。

 

子育てのこと、女性としての仕事観や

 

家庭について・・・

 

私たちはお互いの肩を抱いたり、

 

手に触れたりしながら

 

飽きることなくおしゃべりをした。

 

 

アマはいつでも家の中で

 

あれこれと動いている。

 

 

 

 

 

夜になるとダイが仕事から帰って来た。

 

買ってきてくれた鶏肉にみんなで大喜び。

 

だけどパゥラムはそんな時でもゲームに夢中。

 

みんなでダルバートを頬張り

 

プランジャルと「忍者ハットリくん」を見て

 

一日が終わる。

 

 

なんの変哲もない日常。

 

だけどここには全てがつまっている。 

 

 

 

生活そのものを

 

家族を

 

行動を

 

彼らは全て、

 

愛おしいものとして受け入れてしまう。

 

 

 

「世界も

 

人々も

 

そのままでいるだけで愛おしく、

 

素晴らしいものなんだ。

 

そして私自身も・・・」

 

 

 

彼らと接していて

 

自分の中でやっと言語化できて

 

心底、この言葉を信じることができた。

 

 

 何かこれといった

 

大きな出来事があったわけではない。

 

 

お風呂に入ってじんわり

 

ゆっくり身体が温まっていくような

 

そんな感覚に近くて

 

 

「あぁ・・・。そういうものだったんだ」

 

って霧が晴れていくように

 

じんわりと気づけた。

 

 

 

だけどこれは彼らだけではなく、

 

今まで出会ってくれた国の人々と

 

身近にいてくれる友人、家族のおかげでもある。

 

 

 

 

 

私はその国の文化や思想をできるだけ

 

当たり前に流れる時間の中で見たくて、

 

今までも友人や知人を繋いでもらって

 

様々な国でホームステイをさせてもらった。

 

(ほんと、皆々様ありがとう)

 

モザンビーク、マラウィ、モロッコエストニア

 

ラトビアポーランドベトナム・・・・

 

どの家庭でも私を暖かく迎えてくれ、

 

受け入れてくれていた。

 

 

 

だけど私はそれを

 

上手に受け止めることができなかった。

 

彼らの愛情をそのままで

 

受け取ることができなかった。

 

 

 

 

「何かしなければいけないだろうか」

 

「お世話になっているんだから

 

何か役に立たなくっちゃ」

 

 

「こんなところで寛いでいたら

 

気を悪くするだろうか・・・」

 

 

私は常に何かを考え、

 

自分の存在価値を

 

行動や行為で確かめようとした。

 

 

 

 

だけどだけど、違うのだ。

 

彼らは私をそのままで愛していてくれた。

 

良いところも悪いところも

 

丸ごとそのままで、

 

ただ、いるだけで

 

私をそのまま受け入れてくれていた。

 

私はずっとそれに

 

気づかなかっただけで

 

それは確かにその場にあった。

 

 

 

それは日本でも一緒だった。

 

家族や友人、

 

出会ってくれた人々も

 

ちゃんと私をそのままとして愛してくれていた。

 

見えづらいものも沢山あったけど

 

確かにそこに愛はあった。

 

 

 

 

私が勝手に

 

自分の存在価値を信じられていないだけだった。

 

 

私が勝手に

 

自分の行動や言動に

 

良し悪しをつけて判断していただけだった。

 

 

 

 

 なんどでも言いたい。

 

この気づきを確かなものにするために。

 

 

 

私は愛されていたし、

 

今も愛されている。

 

そのままでいるだけで素晴らしく

 

愛おしい存在だ。

 

 

 

 

 

そしてあなたも。

 

あなたは愛されているし

 

そのままでいるだけで素晴らしく

 

愛おしい存在だ。

 

そのままのあなたが私は大好きだ。

 

 

 

みんなみんな素晴らしいし、

 

そのままでいい。

 

世界は素晴らしく、愛おしいものだ。

 

 

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 そんなことを生活の中で

常に見せてくれていたネパールの大好きな家族。

 

 

 

 この話とも繋がる。

hikarinonaka-h.hatenablog.com

 

ホームステイ序章とも

hikarinonaka-h.hatenablog.com