Nothing is permanent.

事業売却、離婚を経て、小さな自分と向き合いながら旅に出てます。

チェンマイのゆるやかさ。

タイ、チェンマイ

 

オーガニックカフェ&ゲストハウス

 

Amrita garden」を

https://amritagarden.net

 

経営しているマキコさんにお会いしてきた。

 

古民家を活かして作ったお店は

 

風がさらさらと抜ける心地よい空間。

 

 

 

「私はずっとヨガの講師をしていて

 

10年前にね、瞑想をしにチェンマイに来たの。

 

1ヶ月、お寺での瞑想して外に出た時に

 

「私は決められた場所にいなくてもいい。

 

どこにいてもいいんだよなぁ。」って思って。

 

そのまま、チェンマイにいたんだ。

 

心がリフレッシュされてるから

 

体がシンプルで優しいごはんを欲してて、

 

けど当時チェンマイにそんなお店はなくって・・・。

 

 じゃあ、私が作ろう!ってこのお店を作ったの」

 

 

 

 

 

「ほらっ。見える??このお店の向かいに

 

今、日本食のカフェも作っていて、

 

あと1ヶ月ほどでOPENなんだよ」

 

 

 

 

 

「川や湖とか水辺が好きで・・・

 

いつかグランピングのような

 

キャンプ場も作りたいと思っているんだ。」

 

 

 

マキコさんは

 

才能と知識に満ち溢れているのに

 

全くそんな雰囲気も出さず、

 

とにかくゆるっと自然体で

 

気負いもせず、

 

にこにこと優しい笑顔と

 

柔らかな言葉で

 

私に話してくれた。

 

 

 

私はマキコさんの話を聞いていると

 

なぜだかわかんないけど

 

涙が出てきそうで、

 

たまらなかった。

 

 

 

 

私も日本でオーガニックのお店をやっていたから

 

本当はオーガニックの話を聞いたり、話したり、

 

(タイのオーガニック事情や、

 

基準、需要、環境問題とかね)

 

そういうディスカッションをしたかったのに

 

 

 

私から出る言葉はそれとは裏腹に

 

今、自分が抱えている問題や

 

それにもがいている私の現状を

 

話すばかりだった。

 

 

 

「杉山さんとメールしていた時から

 

思ってたけど

 

とっても真面目な人だよね。

 

きちっとしてるし、頭もいい。

 

なんでもできる人なんだなって

 

話していてもすぐ分かる。

 

けど、肩の力、もっと緩めていいんだよ。

 

そんなに真面目にならなくていい。

 

チェンマイに来るとね、

 

なんでかみんなゆる〜ってなるの。

 

杉山さんはゆる〜ってなってる?」

 

 

 

 

私は自分の作った頑丈なオリの中で

 

どこまでも小さな自分を握りしめ、

 

何もない自分を隠すかのように

 

ただ、ひたすら縮こまっている。

 

 

それが苦しくて、

 

さっさとそんな所から出て

 

周りにあるそのままの空気を

 

胸いっぱい吸いたいのに

 

全くできなくて、

 

そして、

 

そこから抜け出せない自分自身を

 

私は厳しく叱り続けている。

 

 

日本にいても、

 

アフリカにいても、

 

ヨーロッパにいても、

 

タイにいても・・・・。

 

 

 

なんて滑稽なんだろう。

 

 

 

 

 

私もマキコさんみたいになれるだろうか。

 

その場の空気を胸いっぱいに吸って

 

ゆるやかに、力まず・・・・。

 

 

 

いいなぁ。

 

いいなぁ。

 

 

そんな自分を想像すると

 

ほろって少し力が抜ける気がした。

 

 

うん、大丈夫。

 

 

きっと私はその一歩を踏み出している。

 

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久しぶりの玄米が嬉しくて嬉しくて・・・

 

「これこれー!!」って体が踊った。