ゆっくり食べ物と向き合う時間
タイ・チェンマイ。
北部タイの料理教室へ行ってきた。
様々なハーブやスパイスを
いちいち嗅ぎながら
合わせたり、炒ったり、潰したり・・・
それらが合わさって
新しいぴちぴちの香りが出来上がるその様は
とくかく楽しい一時だった。
アーム先生はチェンマイ出身の34歳。
元々、ホテルのシェフとして働いていたが
毎日、手早く流れ作業のように
料理を作ることに違和感を覚え、
「ゆっくり丁寧に美味しい料理を作りたい」
と3年前にこの料理教室をオープンした。
私たちは食材を前にして
香りや形を楽しみ、
それらをその食材が活きるように
手を加え、料理を作った。
ゆっくり、香りが変化していく様を
ゆっくり、形が変化していく様を
ゆっくり、合わさって調和していく様を
食べ物と私、そして生きることに向き合う
とても贅沢な時間だった。
青マンゴーのサラダ
フクロタケのスープ
カオソイ
バナナともち米のデザート
食べることは生きること。
今日も生きててよかった。
ありがとうございました。