カレン族の刺繍にみる聡明さ。
自立支援を目的とし、
伝統的な技術を使って
織物やバスケットを作成して
販売している「Sop Moei Arts」。
そこで20年近くボランティアスタッフとして
関わっていらっしゃる磯村真沙子さんに
お会いしてきた。
(写真はバンコク郊外のイベントセール)
私は元々、人の役に立つことが大好きで
近くの公園の落ち葉を掃いて、
それを喜んでくれる人がいると
嬉しくなっちゃう
そんな5歳児だった。
だけど成長するにつれて
本当に人のためだけを思ってやっているのか、
自分に価値が感じられないから
承認を集めることで
安心しているのではないか?
けど人のために何かをする時のワクワク感、
様々な社会問題を前に
解決したい、役に立ちたいという情熱もたくさんあって
どの気持ちが自分の軸なのか
分からなくなってしまった。
私の想いの根っこはどこにあるのか、
そして人々が社会の役に立ちたいと思う
気持ちの根っこはどこにあるのか
それを知りたくて、
この世界一周中に
様々な国で活動している人たちの
現場に入ったり、
話を聞かせてもらったりしている。
磯村さんは
パートナーの転勤を機に、バンコクへ。
自分の知識、キャリアを社会に役立てたいと
Sop Moei Artsの活動に参画し、
現在、バンコク支店の販売、
マーケティングを引き受けていている。
彼女の語る言葉には
自信とアグレッシブさ、聡明さに満ちていて、
20年という月日をまっすぐに
Sop Moei Artsと歩んできたことを
一つ、一つ確かめるように
様々な思いや活動について教えてくれた。
そしてカレン族の伝統的な刺繍を
施したSop Moei Artsの作品も
磯村さんと同じように
聡明さと均一さが美しさとして
とても似ているなと感じた。
きっと20年かけて
互いに調和していったんだろう。
「私はカレン族のこの伝統的な刺繍の美しさに惚れたの」
それは磯村さんそのものを表している言葉だと思った。
そんな磯村さんを前にTシャツがだらしない私・・・(恥)